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細川俊夫作品集 音宇宙(9) 価格: 3,059円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 毎年レコ芸の現代曲受賞作品をチェックしているが、昨年度は日本人の細川氏の作品が受賞。確かにこれといった目新しい作品はここ数年上がっていなかったのだが。武満トーンが感じられるハープ協奏曲「回帰」、随所威嚇・崩壊を示し鳥肌が立った。「森の奥へ」では床をたたく足音が効果的に世界との関わりを示しているし、「相聞歌」では長唄を現代音楽タッチで表現している。最後の「想起」についてはマリンバという楽器から「うねり」を引き出したもの。アコースティックからの 環境音楽へのアプローチといったところか。全体にリラックスして傾聴できるのがいい。 |
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冬の運動会 [DVD] 価格: 5,040円 レビュー評価:5.0 レビュー数:8 2005年1月、TBS系で放映されたV6の岡田准一主演のスペシャルドラマ。原作は、向田邦子による同名の傑作小説。社会の最小単位である“家族”という集団をテーマに、それを構成する人々の思惑や葛藤を、しっかりと地に足の着いたドラマ運びで描いている。祖父・父・息子と三世代の男たちが、それぞれの年代ゆえの悩みを抱えながら、やがては“家族”と向き合っていく姿は、不器用でもいとおしい。また、“家族”の定義は血のつながりだけではないことも、再認識させてくれる。父親と相容れなくなった大学生の菊男(岡田)が、擬似家族のように慕う中年夫婦に見せる笑顔や、キャバ嬢の日出子(長谷川京子)に惹かれて戸惑う姿は、初 |
近松物語 [DVD] 価格: 4,725円 レビュー評価:4.5 レビュー数:6 本当は、復刻パンフレット付きの、溝口BOX2が欲しかったのであるけれど、それだけの為に買うには手が出ず、こちらの単品を購入した。
溝口作品はBOX1やTV放映された作品を所持しているけれど、この『近松物語』の再生回数が断トツで多い。長谷川一夫の配役だけが残念でならないが、映画も商売だから諦めざるを得ないとして、香川京子を筆頭に他の俳優は完璧以上の人選。
それに加え、撮影、美術、そして衣装の素晴らしさと言ったら・・・。「極上」である。
浄瑠璃、歌舞伎、漫画、と、色々観たけれど、この映画ほど近松作品(原作)のもつ魅力を引き出したもの |
いつもふたりで DVD-BOX 価格: 23,940円 レビュー評価:5.0 レビュー数:5 松たか子、坂口憲二のコンビで送る王道ラブストーリー。雪深い北海道の田舎町で小説家になることを夢見ていた瑞穂(松たか子)は、新人文学賞を受賞したという口車に乗せられて上京するも、その支度金として支払った300万円をだましとられてしまう。大口をたたいて故郷を出てきた手前、帰るに帰れなくなった瑞穂は、売れっ子の放送作家になった幼馴染の健太(坂口憲二)のマンションに転がり込むのだった…。 何につけても傲慢にふるまう瑞穂と、煮え切らない態度ばかりとる健太との、迂回系のスウィートかつ切ない恋の行方が当然メインストーリーなのだが、幻の小説家・山崎翔(黒沢年雄)と瑞穂の関係性を描いたサブス |
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